2014年11月アレクサンダー・ロマノフスキーコンサート
2014年 GLEが産声をあげた記念すべき年です。
日本の教育現場の課題、グローバル、リーダーシップをどのように生徒さんたちに実体験してもらうか?
クラシック音楽業界の課題、若い世代にもっと生の音楽を聴いて欲しいという願い。
遠く離れたイタリア在住のピアニストと、長崎の高校生の心がひとつになり実現しました。
こんなことをやったら、みんなを、社会を驚かせることができるのではないか!?
プロでもない経験もない高校生が、1000人のコンサートを成功させたら、その達成感は如何ほどだろう。
海外アーティストを招聘するためには、準備が必要。そもそもクラシックってなに?ピアニストの出身のウクライナってどんな社会情勢?
どうしてイタリアに移住したの?なんの曲をひいてくれるの?ベートーヴェンっていつの時代の人?どんな作曲をした人??
だれを集客したいの?お友達?家族?それとも隣の学校の生徒?地域住民?それとも中学生??
どこで告知したらいいの?チラシ配り、テレビ局にお願いしに行く?それとも口コミ??
自分たちがホストだから、アーティストが来日したら何語で挨拶するの?司会進行は英語?
そんな実践を高校生たちはしっかりと自ら考え、平和のシンボルである長崎浦上天主堂を満席にしました。
クラシックコンサートで、スタンディングオベーションは本当になかなか見られない光景!
そんなアーティストと1000人の観客が心がひとつになる瞬間。
俺たちがやったんだ!という、感動と達成感は、言葉では表現することが難しい。
世の中に無いものを生み出したとき。
それが、本当の生きた学びになるのだと。信じています。
2014年11月1日
長崎浦上天守堂にて