僕が「#みんなのオンFes」にかける想い
僕が「#みんなのオンFes」にかける想い|⻑崎南⼭⾼校 船井柊星
僕たちは、世界とつながるオンライン文化祭「#みんなのオンフェス」を10/31と11/3の二日間にわたって開催する。
「開催する」と言っているけれど、一時は中止になる可能性もあった。
開催できるようになったのは、先生方をはじめ、たくさんの大人の方々の協力があったからだ。
高校生が企画する史上初の企画!と言っているけれど、みなさんの力がなくては実現できなかったもの。だから、多くの方への感謝の気持ちとともに、僕の「#みんなのオンFes」にかける想いを届けたい。
僕とGLEとの出会い
GLEというのは、日本各地の小中高校生が中心となって実行委員会をつくり、世界で活躍する一流アーティストを招聘してイベント(大型コンサート・ワークショップ・マスタークラス)を企画運営する実践型教育プログラムのこと。今回の文化祭もGLEの一貫だ。
僕とGLEが出会ったのは、中学3年⽣のとき。南⼭高校のオープンスクールで⽣徒会の先輩⽅が、GLEの映像を使い紹介しているのを⾒たときだった。
世界とつながる⼤きなイベントに⾼校⽣が関わることができるなんて衝撃的だったことをいまでも覚えている。
なんと世界的に有名なアーティスト、アーロン・ヤブナイ⽒がわざわざ南⼭に来てくださったというのだ。
浦上天主堂で⻑崎の⽣徒と⼀緒に演奏もしたらしい。
外国⼈アーティストと即興でセッションをしていた先輩は、とてもかっこよかった。
しかも、これらはすべて⽣徒会が企画、運営していると。
⾃分も関わりたい、そう思った。
校内だけでやる⾏事と違い、世界規模で⾏うイベントなら達成感も⼤きそう。そんなわくわくした気持ちもあった。
楽しみにしていたGLEが中止に…!?
僕は⻑崎南⼭⾼校に⼊学し、⽣徒会に入った。
それからGLEの運営に携わることになったのだが、新型コロナウイルスウイルスにより、全国的にイベントが中⽌になり、GLEのイベントも中⽌になりかけた。
僕はGLEの運営を経験したくて南⼭⾼校に⼊学したのに…、と少し残念な気分になった。
いや、正直悲しかった。
でも、新しい形で何か出来ないか考えたい。希望は捨てない。
簡単には諦めたくなかった。
頑張ればなんでもできるってことを証明したい
そして、今年のGLEはオンラインで開催されることになったのだ!
南⼭のGLEを⽀える先⽣や先輩⽅も初めての試みで、みんなわからない事だらけだ。
しかし、GLEが開催されるという喜びが僕たちを満たし動かした。
今年はYOUTUBEでのライブや三校合同ミーティングなど、本当に初めての事ばかりだ。
思い返せば、中学生の頃は部活動でいくら練習しても上の⼈に勝てないときにとても悔しい想いをした。
いくら頑張ってもダメなことはあるのかなと思った。
文化祭はGLEの中でも一番大きな取り組み。
みんなと一緒にやり切って、頑張ったらできることってたくさんあるよねって思いたい。
文化祭を、GLEをみんなに楽しんでもらいたい!
僕たちは、毎⽇毎⽇体⼒の限界までGLEの準備をし、ヘロヘロになって家に帰る⽇々をすごしている。
だが、このイベントをやり遂げたときには、僕たちの頑張りも報われるはずだ。
実際、準備をするなかで、少し物事を前向きに考えることができるようになった。
これだけでも自分にとっては大きな変化で、このような機会を与えてもらえたことに感謝しかない。
僕はまだ1年生だけれど、ただひたすらみんなの負担を減らすために仕事を受け持つことはできる。
自分ができることを精一杯やって、まずは「GLEを成功させる」ということを⽬標に。
そして、みんなにGLEを、みんなのオンFesを楽しんでもらいたい。
⻑崎南⼭⾼校 1 年 船井柊星